「もうすぐだ。緊張してるのか?」
「緊張?そんなことないさ。むしろ我慢できないよ。わくわくしてるんだよ。もう30年もこの時を待っているんだから。」
「でも、無駄に待ち続けたんじゃないかって思わないのか?」
「全然。これからどうなるかなんて、どうでもいいんだよ・・・ 」
「・・・いずれにしても、物事が変わるんだ。」
ボス。終わりました。準備完了です。
よくやってくれた。
運ぶ準備をしてくれ。我々の仕事はやった・・・
「・・・次は彼らの番だ。」
でも、どのくらいかかる?
テストはもうすぐ始まる。俺らには車がない。
何度も言わなくてもわかるよ。文句ばかり言わないで我慢しろよ。
2人ともやめてよ・・・
・・・
来たわ。
待ってたよ。
これで本当にあっているのか?・・・あまり特別なものには見えないけど。
マックス、やめてよ・・・
は、はじめまして・・・サ・ン・デ・ィ
お前こそあまり魅力的じゃないな。
ヴァスコ、ニッキー、初めまして。サンディと呼んでくれ。
好感のチップがない人がいるみたいだね・・・
ちょっと!・・・けんかはやめてよ・・・
残念だね。おれは勝つためにプログラムされているんだよ。好感を持ってもらうためじゃない。
「・・・サーキットでみんなが待ってるわ。」
全システム オンライン。マックス?サンディ?
もうちょっと待って・・・
システム:オンライン。
VRフィード:ステーブル。
出発!
お前、進行方向はわかるよな?
おもしろいぞ。チーム内での君の役割は何だっけ?
みなさん!新シーズンのフォーミュラ ワープ選手権へようこそ!
予選は始まったばかりですが、明日の試合は驚きの連続でしょうね。
「レガシー・レーシングにとってはデビュー戦ですが、大変おもしろいラップになっていますね。」
「新チームではありますが、ミステリアスな雰囲気でレガシーは大きな注目を浴びていますね。」
「その通りですね!このチームは、匿名を希望している個人のパトロンからの資金援助を受けています。レースチームでさえほとんど知りません。唯一知っていることと言えば、これがフォーミュラ ワープ初参戦ということぐらいですね。」
「・・・彼らの車はものすごい性能を持っているということは確かなようですね!すごいですよ。見てください!」
あれ。軌跡にミスカソニックがいるぞ。
ドライバーに話しかけてはいけないって知ってる?
レガシーの走りを見た?ずたずたにされてるよ。
まだテスト走行だよ。
それよりも、誰が中にいるかわかったか?
まだだ。でもあきらめないぞ。
一体何があるんだ・・・
レガシー・レーシングがものすごい勢いです!
その通りですね!1分の壁を破った人はまだいませんからね!
「VIS.USERS、PODから離れないでください。まさに火のシーズンになりそうです!」
「サンディ、もう少しよ。すごく速いよ!」
「ラップレコード!」
レガシー・レーシングが、フォーミュラ ワープのデビュー戦でポールポジションを獲得しました。
お手本通りです!
すごかったわ!
ポール!ポールポジションだぞ!
もちろんポールポジションだよ。何を期待してたんだよ?

サ、サンディ・・・?!

「言っただろ。勝つためにプログラムされてるんだよ。最新レーシングカーの人工知能なんだよ。 」
おい、お前・・・
全シーズンをもうシミュレートしたよ。何千回もな。心配するな。勝利は手中にあるよ。
・・・だれがお前をプログラムしたとか、どれだけ最新鋭かなんてどうでもいいんだよ。レースってのは、シミュレーションでは勝てねーんだよ
レースってのは、サーキットで勝つんだよ。みんな一緒にな。だからチームなんだよ!
・・・美しい話だ。本当だよ。後で考えてみるよ。
「明日にでもな。フィニッシュラインを切る時にな。」

つづく

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