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ファイナルラップまで

ま、まさか!嘘でしょ?
どうすれば、あいつらを避けられるの?
もう、うんざりだわ。
レガシーの予想外のピットストップで、ミスカソニックの独り舞台となりました・・・」
「・・・かなり差をつけました。これで優勝となりそうです・・・」
「・・・しかし、まだ断定はできません。前シーズンに我々がレガシーから学んだのは・・・」
「・・・彼らは決して諦めない、ということです。」
行け、サンディ、俺たちの凄いところを見せ付けてやろうじゃないか。
無茶しないでよ、マックス・・・
これでは自爆行為だ。
VIS.ユーザーの皆さん、今シーズンのどんでん返しがもうないと思ったら大間違いです!
マックス・マッキンタイヤがレガシーのマシンでサーキットに復帰し、みるみる挽回しています。
これは驚きです!
あんな大事故に遭ったばかりだというのに・・・
「ハンドルを握っていられることだけでも凄いのに。」
「マックス、ボックスへ戻って!」
何だと?とんでもない!まだ勝てるんだから!
「私の言うこと、ちゃんと聞いてよ!」
・・・身体計測の数値がとんでもないことになってる!このままでは倒れてしまうわ!
やめとけ、マックス。ヴィッキーの言うとおりだ・・・
大丈夫・・・あと数周だけさ・・・
「あと少しだ!耐えろよ、マックス!」
「マッキンタイヤが不可能に挑んでいます!レガシーがまた2番目になりました。ミスカソニックのすぐ後についています!」
もうたくさんだ!やっつけろ!
「また2台が接触しました!どんな犠牲を払ってでも、ミスカソニックは追い越しを許さない模様です!
ああ!
「マックス!!」
「もはや、2台の明らかな衝突です。ミスカソニックが反則ぎりぎりの戦略で攻めています・・・」
・・・あのコックピットの中でのマッキンタイヤがどうしているのかは、考えるだけで恐ろしいです。
カルデラ・アイランド・サーキットで最も危険なチャーロンズ・パサージュにさしかかります。マグマの川の上にかかった隘路です。」
マックス!大丈夫か?
2台が並んで通るには狭すぎます・・・
サンディ、心配するな・・・大丈夫さ・・・
「先に橋に入ったほうが首位でゴールまで行ける可能性が高くなります・・・」
「どちらもこのチャンスは譲れません!」
「マックス?!大丈夫??」
「がんばれ、マックス、あと少しだけだ・・・」
俺は・・・大丈夫だ・・・よ
このまま続けるのは無理よ・・・
その調子で、耐えるんだ・・・
どうするつもりなのかしら・・・
「チャーロンズ・パサージュまで数メートル!レガシーは渾身の力を振り絞ってやり抜くか・・・でなければクラッシュの危険性が!」
「サンディ、どうにかしろよ!」
わかってるよ!
頑張れ、頑張れ、頑張れ・・・
「マックス!」
「マックス!聞こえるか??」
「マックス!!マックス、応答せよ!!」
「サンディ!!あいつらを抜くか、抜かれるか、とにかくそこをどけ!!!」
・・・了解。一か八かだ。
えっ・・・?
何だこりゃ・・・
一体どうなってるんだ?俺たちの勝ちか?
また来たな!まだ決まったわけではないぞ・・・
「VIS.ユーザーの皆さま、たった今の追い越しは・・・うーむ・・・何というか・・・」
・・・やってるよ。
まあ・・・絶体絶命か・・・
何だ、こりゃ?!
一体・・・あいつら、何するんだ?
・・・あ、ああ・・・
な、なんと、ミスカソニックがレガシーに体当たりしました・・・
明らかな反則行為です・・・
「・・・こうなっては、ゴールで一位を切ったとしても、ミスカソニックは失格となるでしょう。」
マックス!離せない!!
俺たちを死なせるつもりか、卑怯者め。
「VIS.ユーザーの皆さま、今まで極めて刺激的な展開を見せてきた今回のレースですが、ここでフォーミュラ・ワープ史上最悪のものとなるかもしれません・・・」
マックス、離れないとだめだ!ストレートが終わってしまう!
「ミスカソニックの行為は、スポーツのライバルに対する行為をはるかに超えたものです・・・」
・・・まだだ・・・
マックス?!
・・・今だ!
「レガシーが離れました!マッキンタイヤの操作で、何とか敵から離れることができました・・・」
「・・・ライバルは火山の壁に衝突する結果となりました・・・」
「敵がなくなり、レガシーは間近に迫ったゴールへと一目散に走っています!」
いいぞ!!
ヤッホー!
やった!
VIS.ユーザーのみなさん、まだ数周残っていますが、勝者はもう決定したようです・・・
・・・今シーズンのフォーミュラ・ワープのワールドチャンピオンは、マックス・マッキンタイヤとレガシー・レーシングです!
ん?!
この前、後で説明すると約束したっけ・・・
・・・約束は約束だ。
何だって? ルーカス・ホス?
レガシーやその他すべてをあなたが操作していたんですか?でも、どうして?なぜ俺たちに?なぜ秘密にしてたんですか?
サンディは、これまでずっと人間のレーサーと組んでやるための存在だった。共に学び、協力することであって、誰かに代わることではない。そのくらいは、自分たちで理解できたはずだ。
さあ、チームに戻って勝利を祝っておいで・・・でも、チャンピオンシップを獲得したことよりもずっと偉大なことを達成したことを忘れずにな・・・
・・・おまえたちのおかげで、このスポーツに再び魂が吹き込まれた。
これからも頑張れよ。君たちのレースを見ていて、嬉しかったぜ・・・
「・・・チャンピオンになった時の気分を久しぶりに思い出すことができた。」

終了

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